
都心からも気軽に出かけられる人気のレジャースポット・高尾山は、古来、修験道の霊山として有名な場所でした。江戸時代には高尾山が富士山と同じ龍脈の上に存在したことから、高尾山に登ることで富士山に登ったのと同じだけのご利益が得られるとも信じられてきました。現在も高尾山の山頂からは、はるか遠く雲を飛び越え、富士山の堂々たる姿を望むことができます。高尾山の山頂からはすばらしい展望が楽しめますが、中でもひときわ見ておきたいのが、冬の時期。富士山頂の火口に夕日が沈んでいく「ダイヤモンド富士」と呼ばれる絶景を、高尾山からも見ることができるのです。毎年12月の冬至前後、よく晴れた時にしか見られないため、目撃できればまさに神様のご利益だったと言えることでしょう。
時期:毎年12月冬至前後(予定)
※ケーブルカーの運行時間は変更や運休の場合もございますのでお問い合わせください。
時間:16時~16時30分頃
12月の冬至前後のわずか数日間だけ見ることができる、高尾山からの「ダイヤモンド富士」。鑑賞のためのベストビューポイントは、高尾山頂にある「大見晴園地」の最前列です。日の入り時間より少し早めに待機して、雲が湧かないことを祈りながら、神秘の瞬間が訪れるチャンスを待ちましょう。
平成19年から連続して「ミシュランガイド」で最高ランクの三ツ星観光地に選出されている高尾山は、東京都心から電車で1時間という好アクセスが人気を博し、年間260万人を越える人々が訪れる観光地となっています。今でこそ日帰りで訪れては気軽にハイキングを楽しんでいく人がほとんどですが、かつては山岳信仰の霊山として崇められてきた場所であり、中腹にある高尾山薬王院を訪れる人は今も絶えません。歴史も古く、奈良時代に行基によって開山されたのが起源であると伝えられています。
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