
伊古集落から森を抜けた先にある桟橋は、まっすぐに海の果てに向かってのびています。古ぼけた桟橋の周囲に建物はなく、桟橋の先まで歩いていけば、視界に入るのは頭上に広がる青空と穏やかな海、という絶景スポット。潮が満ちて海面と桟橋の高さが近づいた時に桟橋の先端に立つと、まるで海面にそのまま立っているかのような気分を味わえます。潮が引いてしまうと逆に少しさびしい景色になってしまう上、天気も晴れている時が絶好の撮影タイミングなので、訪れる際にはぜひ天候や潮の干満を確かめてからお出かけください。現在桟橋としては機能しておらず、あまり人が訪れないスポットでもあるので、運が良ければゆったりとした時間を過ごせることでしょう。
時期:通年
時間:満潮時
伊古桟橋は、「ハートの島」とも呼ばれる黒島北部の、ちょうどハート上部のくぼんだ場所にあります。潮がほどよく満ちたタイミングで桟橋の先端に向かって踏み出せば、青い海にのびるランウェイに風を切って歩くような楽しい気分を味わえます。
黒島北部にあるこの桟橋は、かつては木造だったものが台風で壊れ、昭和10年に現在の形のものが建設されました。漁業が盛んだった頃にはよく使用されていましたが、現在では桟橋としては利用されていません。かつては立派だった橋も少しずつ古ぼけてきてしまいましたが、昔の時代をしのばせる様子から、2005年に国の登録有形文化財に登録されました。
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